6冊目 読む時間 約12分
「やっといて」で動く仕組みにする
決まり仕事に名前をつけて、ひと言で回します。
6冊目で分かること
- 1 毎回おなじ説明をせずに、ひと言で動かす方法
- 2 院の決まり仕事を、AIに覚えさせる
- 3 ここから先、何をしていけばいいのか
1. ここまでの復習
こんにちは。治療院ネクストの加藤です。最終回です。
ここまでで、先生はこうなりました。
冊
手に入れたもの
1・2冊目 AIが何者か分かった
3冊目 パソコンで動くようになった
4冊目 AIが院のことを覚えた
5冊目 実際の仕事を任せられるようになった
もう十分すごいです。ここで止めても、月に何時間も浮きます。
最後の1冊は、「毎週やること」を軽くする話です。
2. まだ残っている、めんどうくささ
5冊目で、ブログを書かせましたね。そのとき、こう打ちました。
肩こりについてのブログを1本書いて、
「ブログ_肩こり.txt」という名前で保存してください。
1500文字くらいでお願いします。
そのあと、広告のルール(柔整法24条/あはき法7条・景表法・医師法17条)の観点でチェックしてくだ
さい。
これを、毎週打っています。
テーマが変わるだけで、あとは全部おなじです。
この「おなじ部分」を、名前をつけて登録できます。
3. 決まり仕事に、名前をつける
やり方は、拍子抜けするほど簡単です。AIに頼むだけです。
「ブログ」という決まり仕事を作ってください。
私が「ブログ 〇〇」と打ったら、〇〇をテーマにして
次のことを順番にやってください。
1. うちの患者さんに合う切り口で、1500文字のブログを書く
2. 「ブログ_(テーマ).txt」という名前で保存する
3. 広告のルール(柔整法24条/あはき法7条・景表法・医師法17条)でチェックし、危ない表現があれば
教える
4. 最後にタイトル案を3つ出す
これを、いつでも呼び出せるように登録してください。
これで登録されます。
次からは、これだけです。
ブログ 五十肩
たった6文字で、さっきの4つの作業が全部動きます。
メモ
正式には「スラッシュコマンド」「スキル」と呼ばれます。
名前はおぼえなくていいです。「決まり仕事に名前をつけた」とだけ思ってください。
4. 治療院で、作っておくといい決まり仕事(5つ)
そのままコピーして、AIに打ち込んでください。 (1つずつ、順番に登録してください)
① 口コミ返信
「口コミ」という決まり仕事を作ってください。
私が口コミの文を貼ったら、
・返信文を3パターン(低評価なら、まず謝る形で)
・どれがいいかのおすすめを1つ
これを出してください。
② 今週のインスタ
「インスタ」という決まり仕事を作ってください。
実行したら、
・今週の投稿ネタを3つ
・それぞれの投稿文とハッシュタグ15個
・「インスタ_(日付).txt」に保存
これをやってください。
③ 月末チェック
「月末」という決まり仕事を作ってください。
実行したら、
・フォルダにある予約データを読む
・来院数、新患数、リピート率を出す
・先月と比べる
・来月やることを3つ提案する
・「月次_(年月).txt」に保存
これをやってください。
④ 患者さん向けの文章チェック
「チェック」という決まり仕事を作ってください。
私が文章を貼ったら、
・「治る」「必ず」など、断言している表現を指摘
・不安をあおる表現を指摘
・直した文を出す
これをやってください。
⑤ 症例ブログ
「症例」という決まり仕事を作ってください。
私が患者さんの様子を箇条書きで渡したら、
・特定されないように情報をぼかす
・効果を断言せずにブログにする
・「症例_(日付).txt」に保存
これをやってください。
この5つがあれば、院の発信はほぼまわります。
5. 曜日を決める(ここが本当の仕上げ)
道具がそろっても、やる日が決まっていなければ止まります。 5冊目でお伝えしたとおりです。
おすすめの型を置いておきます。合計30分です。
いつ
打つ言葉
かかる時間
火曜の朝 10分(手直し込み) ブログ〇〇
金曜の夜 10分 インスタ
月末の朝 10分 月末
気づいたとき 2分 口コミ
合わせて、週に30分ほどの型です。
大事なのは短さではなく、曜日が決まっていることです。 決まっていない仕事は、忙しい週に必ず飛びます。そして戻ってきません。
浮いた時間を何に使うかは、先生が決めてください。 患者さんを診てもいい。勉強してもいい。早く帰ってもいい。
6. さらに先へ:紙のマニュアルもAIに
余力が出てきたら、こんなことにも使えます。
スタッフを入れるときのマニュアル
受付スタッフ向けのマニュアルを作ってください。
電話の受け方、予約の取り方、初診の方への案内。
はじめての人が読んで分かるように、順番に書いてください。
自分の頭の中を整理する相手として
いま、新患が月8人で止まっています。
何が原因か、質問しながら一緒に整理してください。
答えを先に言わないでください。
AIは、壁打ちの相手としても優秀です。
ひとり院でいちばんしんどいのは、相談相手がいないことだと思います。
夜中の2時でも、AIは付き合ってくれます。
7. 最後にお伝えしたいこと
長いハンドブックを、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
最後に、道具の話ではなく、考え方の話を少しだけさせてください。
AIを入れても、腕は上がりません
当たり前ですが、AIは施術をしません。 技術を磨くのは、これからもずっと先生の仕事です。そこは変わりません。
では、何が変わったのか
技術を磨く時間ができたことです。
ブログにかけていた夜の時間が、短くなる。 その浮いたぶんを、何に使うか。
症例を振り返る 勉強会に出る 早く帰って、家族と過ごす
そのどれもが、正解です。
治療院という仕事は、時間の使い方の勝負です
腕のいい先生は、たくさんいます。 その中で選ばれ、続けられる院とそうでない院の差は、 技術ではなく、「施術以外の時間を、どう使ったか」で決まっていきます。
発信を続けられた院と、止まった院 数字を見ていた院と、見ていなかった院 考える時間があった院と、なかった院
AIは、そこを埋める道具です。それ以上でも、それ以下でもありません。
腕はそのまま。変えるのは、時間の使い方だけです。
このハンドブックでできるようになったこと(全体)
- AIが何者か、人に説明できる
- Claude Code を自分のパソコンで動かせる
- 院の説明書(CLAUDE.md )を作った
- ブログ・口コミ・LINE・インスタをAIに任せられる
- 月末の数字を5分で見られる
- 決まり仕事に名前をつけて、ひと言で動かせる
- やる曜日を決めた
明日の一歩(最後の一歩です)
決まり仕事を1つだけ登録して、曜日を決めてください。
おすすめは 「ブログ」 です。いちばん効きます。
そして、スマホのカレンダーに、毎週くり返しの予定を入れてください。
火曜 8:00 「ブログ(10分)」
カレンダーに入っていないことは、続きません。
これは、AIとは関係のない話です。でも、いちばん大事な一歩です。
ここから先について
このハンドブックは、ここまでです。
ただ、実際にやってみると、必ずこういうところで止まります。
「うちの院だと、何から任せるのが正解なんだろう」 「発信は始めたけど、これで新患が増えるのか分からない」 「そもそも、いまの院の状態が良いのか悪いのか判断できない」
ここは、ハンドブックでは埋められません。 院ごとに答えが違うからです。
私は、同じようにひとりで院をやっている先生と、 30分だけ話す時間をとっています。
この30分で何をするかというと、売り込みではなくて、 「先生の院で、どこからAIを入れると一番ラクになるか」を一緒に決めるだけです。
その場で紙に書き出して終わる先生もいます。それで構いません。
ただ、一人で考えていると、だいたい 「全部やらなきゃ」で止まってしまうんです。私がそうでした。
▶ 空いている日程はこちら
https://chiryoin-ai-manual.pages.dev/booking/
LINEログインだけで予約できます。お名前の入力も不要です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
先生の院が、これから先も長く続いていくことを願っています。
治療院ネクスト 加藤 賢
つまずいたら、いつでも公式LINEでそのまま聞いてください。