Vol.07
数字を読む
どんぶり勘定を卒業する。売上・客単価・リピート率を、AIに"相談"する。
「なんとなく、今月は良かった気がする」。ひとり治療院の経営は、この”気がする”で進みがちだ。だが、感覚で舵を切っていると、どこで沈むか分からない。
かといって、経営の数字は難しそうで手が出ない。ここも、AIが橋渡しをする。AIを、数字が読める相談相手にすればいい。
まず、3つの数字だけ見ろ
複雑な会計は要らない。先生がまず握るべきは、この3つだ。
- 客単価:1人の患者が、1回で払う平均額
- リピート率:新患のうち、2回目に来た人の割合
- 月商の内訳:新患・リピート・物販、それぞれいくらか
この3つを、月ごとにメモするだけでいい。難しく考えるな。数字を”並べる”ところから始める。
AIに、数字を相談する
数字を並べたら、それをAIに渡して相談する。
私の整体院の先月の数字です。 新患12人、リピート率40%、客単価5,000円、月商42万円。 この数字から読み取れる課題と、次に手をつけるべきことを、優先順位をつけて教えてください。
AIは、数字の意味を言葉にしてくれる。「リピート率40%は、新患集めより先に、2回目に来る理由づくりが効く」——こうした示唆が返ってくる。数字が、次の一手に変わる。
「値上げが怖い」も、数字で判断する
値上げの決断も、感覚じゃなく数字でできる。
客単価を5,000円から6,000円に上げた場合、仮に2割の患者が離れても、月商は上がりますか。 今の新患12人・リピート率40%の前提で計算してください。
AIに計算させれば、「怖い」が「数字上こうなる」に変わる。感情で止まっていた決断が、根拠を持って動かせるようになる。
数字は、責めるためじゃなく、選ぶためにある
数字を見ると、できていない部分に目が行って、落ち込む先生もいる。だが数字は、自分を責める道具じゃない。次に何を選ぶかを決める道具だ。
AIという相談相手がいれば、数字は怖くない。月に一度、3つの数字をAIに相談する。それだけで、経営は”気がする”を卒業する。
次のVol.08から、いよいよAIを「先生の院専用」に育てていく。院のルールを、AIに覚えさせる段階だ。
今日のひとこと:経営を”気がする”で進めるな。3つの数字を、AIに相談しろ。